パチンコで負けすぎて借金地獄…ギャンブルで借金まみれ…どうすればいい?おすすめの解決法
パチンコやパチスロと言えば、手軽に楽しめるギャンブルとして人気です。趣味として楽しむ方も多いですが、中には借金をしてまでのめり込んでしまう人も…。
勝つこともあれば負けることもあるギャンブル。手持ちに余裕がある中で楽しむ分には問題ないのですが、負けすぎれば「ギャンブルで借金まみれ」という状況にもなりかねません。
負けてそのままやめるのか、それとも借金してまでまたギャンブルをして一攫千金を狙うのかで、その後の人生が大きく変わるといっても過言ではありません。
「パチンコで負けすぎて借金がやばい…」と思っている方に向けて、問題の解決方法や相談先窓口、注意点など、役立つ情報をお届けします。
下記のお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
- パチンコで負けすぎて借金がやばい
- パチンコで負けすぎて怖い。借金をどうにかしたい
- パチンコで借金してる人ってやばい?どんな末路が待ってる?
早速見ていきましょう。
Contents
- 「パチンコで借金」は依存症である可能性が高い!
- パチンコを理由に借金するのが危険な理由
- 1.パチンコは「負ける」が前提だと思わなければならない!
- 2.強い刺激により正常な判断が難しくなるから
- 3.消費者金融の金利は決して安くはないから
- 「ギャンブルで借金まみれ」を解決するためには2方向からアプローチを!
- ギャンブルの「借金問題」を解決するための3つの方法
- 1.パチンコをきっぱりとやめて、自力で返済する
- 2.パチンコをやめても借金が残るなら、親や家族を頼ってみる
- 3.借金を減らす、ゼロにできる可能性がある「債務整理」をする
- ギャンブルで作った借金と「自己破産」の注意点
- 狙うべきは「裁量免責」
- 専門家への相談がおすすめ!
- パチンコ依存症の治療の流れや注意点
- 周囲の助けを借りることが何より大切!
- パチンコ依存症を持つ家族にできること・できないこと
- 「ギャンブルで借金まみれ」はかなり危険!早めに対処を
「パチンコで借金」は依存症である可能性が高い!
パチンコの魅力は、身近な場所で手ごろなお金で楽しめるギャンブルであること。わざわざ遠くまで出かける必要はありませんし、また「仕事帰りにちょっとだけ」など、時間の調整がしやすい点も特徴と言えるでしょう。
ほとんどの方は、「家計をやりくりし、余ったお金(自分自身のお小遣い)」の中でパチンコを楽しんでいることでしょう。
- もう少しで勝てそうなのに、軍資金がなくなってしまったから
- パチンコに夢中になり過ぎて、生活費が足りなくなってしまったから
- 給料日前だけど、どうしてもパチンコがしたいから
パチンコの場合、「勝てばすぐに返せるから」という意識が働きやすい点も、お金を借りることへのハードルを低くしているのでしょう。
とはいえ、パチンコを理由に借金をするのは、非常に危険です。すでにパチンコ依存症に陥っている可能性も高いと考えられます。
以下のような状況に陥っている場合、特に注意が必要です。
- パチンコやパチスロで負けすぎて、どんどん借金を重ねている
- 返済に回すはずのお金を、パチンコにつぎ込んでしまう
- とりあえず今楽しめれば、お金のことは正直考えたくない
- パチンコをするためなら、平気で嘘がつける
「依存症」というのは、立派な精神障害です。上の条件に当てはまる場合、すぐに対処していく必要があります。家族や周囲にも影響が・・・。
パチンコを理由に借金するのが危険な理由
上手に付き合うことができれば、「借金」「ローン」「カードローン」「キャッシング」は非常に便利なシステムです。
困ったときに、「お金を貸してくれるところがあって助かった!」と思った経験がある方も多いのではないでしょうか。
3つの理由を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.パチンコは「負ける」が前提だと思わなければならない!
パチンコでは、勝つこともあれば負けることもあるでしょう。勝ちが続けば、気が大きくなりがち。
なぜなら、パチンコ屋も商売で店を開けているからです。遊びにきた人たちが支払うお金の中から、自分たちの「儲け」を確保しなければいけません。
つまり、利用者が「勝つ」お金より「負ける」お金の方が多くなるのはある意味、必然なのです。
パチンコにのめり込むと、つい「自分だけは勝てるから大丈夫」「次こそは勝てるはず」と根拠なく信じてしまいがちです。
パチンコで借金を兼ねる人の中には、「勝てば返せるから」と考える方も少なくありません。しかし実際には、つぎ込んだお金以上に回収するのはほぼ不可能です。
2.強い刺激により正常な判断が難しくなるから
ギャンブルは、人の脳に強い刺激を与えることがわかっています。パチンコで勝った瞬間、人間の脳内にはドーパミンという快楽物質が分泌されます。
その快感が忘れられず、人間は何度も同じことを繰り返してしまうというわけです。
また人間には、何度も同じ刺激を繰り返している内に、徐々に慣れていってしまうという特徴があります。つまり、どんどん強い刺激を求めてしまうのです。
3.消費者金融の金利は決して安くはないから
ギャンブルで遊ぶためのお金を手軽に借りたいと思ったら、消費者金融やカードローンを利用してお金を借りる方も多いのではないでしょうか。
確かにこれらの貸付方法なら、比較的手軽に現金を借りられるでしょう。
しかしその分、消費者金融の金利は高めに設定されています。
最初はほんの数万円で、「すぐに返せる」と思っていても油断は禁物です。借入金額が増え、借入期間が長くなれば、その分金利負担分も上昇します。
利息負担が増えれば、毎月きちんと返済しても、なかなか元本が減らない可能性も。元本が減らなければ、借金返済は永久に終わらないでしょう。
「ギャンブルで借金まみれ」を解決するためには2方向からアプローチを!
ギャンブルが原因で借金まみれになってしまった場合、以下の2方向からのアプローチを試みる必要があるでしょう。
- 借金問題の解決
- ギャンブル依存症(パチンコ依存症)の治療
借金まみれの状態で、「まず取り立てを何とかしなければ…」と借金問題に目を向ける方も多いでしょう。
しかし借金問題だけを解決しても、ギャンブル依存症を治療しない限り、根本的な解決には至りません。またすぐに借金を繰り返し、元の状態に戻ってしまいます。
こうした状況を何とかするためには、少し大変ですが、ギャンブル依存症とギャンブルの借金問題解決、という両者の手続きを並行して進めていくことが大切です。
そして、ここも大変大事なのですが、自分一人で頑張ろうとするのではなく、それぞれの専門家を上手に頼って、より良い方法を見つけていきましょう。
依存症の治療と借金問題の解決、それぞれの流れや注意点を解説していきます。両方を滞りなく進めていくため、ぜひ参考にしてみてください。
ギャンブルの「借金問題」を解決するための3つの方法
続いては、借金問題を解決するための方法を紹介します。3つ紹介するので、自分に合った方法を検討してみてください。
1.パチンコをきっぱりとやめて、自力で返済する
ギャンブルで借金まみれになってしまったとしても、「パチンコさえ辞められれば自力返済が可能」という方は決して少なくありません。
収入金額によっても異なりますが、50万円程度までの借金なら、収支の見直しで返済の目途が立てられる方も多いはずです。10~30万円程度なら、「ただパチンコをやめる」だけで、完済できる可能性もあるでしょう。
パチンコ依存症の治療が進み、適切な距離を置けるようになってきたら、ぜひ家計と借金について見直してみてください。
ただし既に多額の借金総額になってしまっているという場合は、別の方法で借金解決を目指す必要があります。
2.パチンコをやめても借金が残るなら、親や家族を頼ってみる
「現在の状況では、たとえパチンコをやめても自力完済は難しい…」という場合には、親や家族に頼るのも一つの方法です。
「いったん借金を肩代わりしてもらい、その後身内に対して返済を続けていく」という形を取れば、高い金利で悩まされることもなくなります。
ただしこの場合、「本当にギャンブルを辞められるのかどうか?」が鍵となります。身内からお金を借りられると、「辞めなくても結局大丈夫だった」という、誤った学習をしてしまう恐れもあるでしょう。
3.借金を減らす、ゼロにできる可能性がある「債務整理」をする
パチンコで負けすぎて、借金が返済しきれないほど膨らんでしまった場合、法律のもとで借金を整理する方法があります。これを「債務整理」と言います。
借金救済措置といって、法的な手続きを踏んで借金を減らしたり、なしにしたりすることが叶う可能性があります。
債務整理には、主に以下の3つの方法があります。
任意整理 | 債権者と債務者が、裁判所を通さずに直接話し合い、新たな条件のもとで返済契約を結び直す債務整理の方法。 |
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個人再生 | 裁判所に再生計画案を提出し、その内容に基づいて借金を減額する手続きのこと。住宅ローン特則で、マイホームを守ることも可能。 |
自己破産 | 裁判所に申し立てを行い、借金の返済をなくしてもらう手続き。ただし一部を除いて、自身の財産は没収される。 |
任意整理の場合、借金に対して発生する将来利息をカットし、元本のみを返済することになります。「これ以上利息がかさまない」というだけでも安心感を抱けますし、返済が進めば進むほど確実に残債を減らしていけるでしょう。
個人再生は、任意整理と同様に、手続き後にも借金の返済義務は残ります。ただしこちらの場合、借金は元本を含め、大幅に減額。その分返済負担も軽減されます。
自己破産の場合、裁判所にて免責許可が下りれば、手続き後に借金を返済する必要はありません。実質的に「借金はチャラ」という状況になるため、家計を立て直しやすくなるでしょう。
債務整理の3つの方法には、それぞれ異なる特徴があります。基本的には、自分の状況に合った手続きを選択し、ベストな解決方法を探ることになるでしょう。
しかし債務整理の手続きをする場合、「誰でも自由にどの手続きでも選択可能」というわけではありません。各手続きには、手続きできる人の条件が定められています。
また、ギャンブルで借金を作ってしまった人が「自己破産」を選択する場合、特別な注意点が存在します。次項目で詳しく解説するので、確認してみてください。
また条件にはあてはまっても、こういった借入状況、返済状況、収入であれば、こちらの方が合っているなどもあるため、借金問題解決のプロである司法書士や弁護士に相談して、自分に合った方法を教えてもらうほうが良いでしょう。
ギャンブルで作った借金と「自己破産」の注意点
自己破産で借金をチャラにするためには、
- 破産手続き
- 免責手続き
の両方が認められる必要があります。
破産手続きとは、自身の財産を処分して、借金の返済に充てる手続きのこと。しかし多くの場合、財産を処分したところで完済までには至らないでしょう。
だからこそ、重要な意味を持つのが免責手続きです。裁判所から免責許可が下りると、初めて借金の返済義務がなくなる仕組みになっています。
免責が認められるためにはいくつか条件があり、その一つが「免責不許可事由にあたらないこと」なのです。免責不許可事由には「浪費または賭博その他の射幸行為」と言う項目があります。
狙うべきは「裁量免責」
とはいえ、「パチンコで作った借金=自己破産不可」と決まったわけではありません。破産法で定められた「裁量免責」が認められれば、ギャンブルが原因の借金についても、免責許可が下りるでしょう。
- 裁量免責とは?
- 裁判官が、破産者の態度・更生具合を確認し、自身の裁量で免責許可を出すこと。免責不許可事由にあたっていても、裁判官の判断次第で借金をチャラにできる可能性がある。
実際には、パチンコで作った借金であっても、自己破産手続きが初めてであれば、裁量免責によって借金をチャラにできるケースが多いようです。
ただし、普通の自己破産手続きとは異なり、以下のような注意点が発生する可能性があります。
- 反省文の提出を求められる
- 管財事件として扱われる
反省文は、自身の過去を振り返り、将来どうしていくのか決意表明をするための重要書類です。裁量免責が下りるかどうかの要になるケースも多いため、誠意をもって作成しましょう。
またもう一点忘れてはいけないのが、「同時廃止」ではなく「管財事件」として扱われる可能性が高いという点です。
専門家への相談がおすすめ!
パチンコの負けすぎが原因で借金を重ねてしまった場合、「自己破産できないリスクもある」という点を頭に入れて行動しましょう。
より確実に手続きを進めていくためには、弁護士に相談するのがおすすめです。どのように反省の意を示すのか、また管財事件でどう手続きしていくのか、専門家の手でしっかりとサポートしてもらえるでしょう。
パチンコ依存症の治療の流れや注意点
パチンコ依存症の治療は、以下のような流れで進んでいきます。基本的には専門家に相談し、解決方法を委ねていくことになります。
- 本人が依存症を自覚する
- パチンコにのめりこんでしまう原因を突き止める
- 原因を取り除きパチンコと距離を置く
パチンコ依存症の治療は、まず自分自身が「依存症である」という自覚を持つことからスタートするようです。
依存症である事実を認め、本気でそこから抜け出したいと思えた場合、専門的な治療なしで、自力回復するケースも少なくないとのこと。
パチンコ依存症の場合、症状がでる出る原因は「動機のすり替え」と言われています。もともと「賭けることを楽しむ」目的でパチンコをしていたはずが、時間の経過と共に、その他の欲求を満たすための手段になっているというわけですね。
ただ単純に「パチンコをやめる」のは難しいと思われます。すり替えられた動機を分析した上で、別の方法で満たしてあげると治療がスムーズに進みやすくなります。
たとえば、「イライラした気分を解消する」ためにパチンコをしている場合、別のストレス解消法を見つけるのが有効です。仕事帰りについパチンコをしてしまう場合は、持ち歩くお金を最小限にしてみましょう。
ここまでしても衝動が抑えられず、動機の分析さえも難しい場合は、入院治療でパチンコから物理的に距離を置くなどの方法が取られます。
周囲の助けを借りることが何より大切!
パチンコ依存症の治療を進めていく上で、何よりも大切なのは「自分一人でがんばりすぎない」ということです。挫折を防ぐためにも、周囲に助けを求めましょう。
家族に相談し、協力してもらうのも良いですが、専門家の手を借りるのもおすすめ。ぜひ以下の相談窓口を活用してみてください。
- 地方自治体
- 医療機関
- 自助グループや各種支援団体
各自治体では、「精神保健福祉センター」や「こころの健康センター」といった名称で、各種依存症の相談を受け付けています。
センターで直接治療を受けられるわけではありませんが、より専門的な相談窓口や依存症を積極的に扱う医療機関など、必要な情報を入手できる可能性が高いでしょう。
グループセラピーや家族相談会など、より踏み込んだ内容を実施する自治体もあるよう。まずは自分が住んでいる自治体の窓口をリサーチしてみてください。
医療機関にかかれば、より正確な診断を受けられたり、ギャンブル依存症に関連する心の病を治療できたりする可能性があります。
また、以下のような自助グループにて、同じような悩みを抱える人たちとつながり、より積極的な支援を受けるのもおすすめです。
- ギャンブル依存症問題を考える会
- ギャンブル依存症に関する正しい知識の啓発や、依存症を抱える人やその家族への支援を目的とした団体。当事者の集まりや家族向けの勉強会等も実施している。
【相談先電話番号】070-4501-9625
- ギャンブラーズ・アノニマス(GA)
- 本名を名乗ることなく、ギャンブル依存症について相談できる自助グループ。全国各地の会場で、定期的にミーティングを開催。事前申し込みや予約も必要なく、直接会場に行くだけで参加できる。
- 依存症オンラインルーム「ルームG」
- オンラインで参加できる、ギャンブル依存症の自助グループ、ASK認定依存症予防教育アドバイザーが主宰。SkypeチャットやZoomミーティングで、悩みを分かち合ったり、励まし合ったりできる。
パチンコ依存症を持つ家族にできること・できないこと
「家族がパチンコ依存症」という悩みを抱える方も、決して少なくありません。
借金を重ねる姿を前に、家族として何ができるのか…深い悩みを抱きがちです。
まずは自分に何ができて何ができないのか、把握するところからスタートしましょう。
【家族の立場でできること】
- 自助グループ等の家族向け相談会・説明会への参加
- 専門家への債務整理に関する相談
- 家計管理のサポート
- 精神的に寄り添うこと など
【家族の立場でできないこと】
- 治療の決断
- 債務整理手続きの依頼
- 「貸付自粛制度」の申し込み など
ギャンブル依存症の自助グループや支援団体においては、家族向けの会を開催しているケースも多いもの。こうした会に参加すれば、家族としてどう寄り添うべきか、具体的な方法も見えてくるでしょう。
また、返済しきれないほど借金を抱えてしまっている場合、家族からの相談を受け付けてくれる弁護士事務所も少なくありません。
ただし、家族の立場でできることには限界があるのも事実です。治療の決断や、各種専門家への手続き依頼、また貸付自粛制度の申し込みは、本人の意思が必須です。
「ギャンブルで借金まみれ」はかなり危険!早めに対処を
「パチンコで負けすぎた…」など、ギャンブルを原因とする借金生活は、非常に危険です。そのままの状態で、問題を解決するのは難しいでしょう。
「借金してでもパチンコがしたい!」と思うのは、依存症の証拠です。借金問題の解決と依存症の治療、両方から解決に向けてアプローチしましょう。
専門家の手を借りれば、依存症問題も借金問題もスムーズに解決できる可能性があります。まずは一度、相談に訪れるところからスタートしてみてください。